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『リプリー』(原題: ''The Talented Mr. Ripley'')は、1999年のアメリカ映画。原作は1960年公開のフランスとイタリアの合作映画『太陽がいっぱい』と同一であるパトリシア・ハイスミスの同名小説(原題:''The Talented Mr. Ripley'')だが、より原作に忠実なプロットとなっている。主人公トム・リプリーのその後を描いた作品として『リプリーズ・ゲーム』などが映画化されている。 第72回アカデミー賞脚色賞、助演男優賞、音楽賞、美術賞、衣装デザイン賞ノミネート。 == ストーリー == 1950年代のニューヨーク。貧しく孤独な青年トム・リプリーは、ピアノ弾きの代役として出向いたパーティで、借りて着ていたジャケットのために、大富豪のグリーンリーフに息子のディッキーと同じプリンストン大学の卒業生と間違われる。とっさにディッキーの友人を装ったトムは、グリーンリーフにすっかり気に入られ、地中海で遊び呆けているディッキーを連れ戻すように依頼される。これをチャンスと思ったトムは、ジャズが好きというディッキーと話を合わせるためにジャズに関する知識を猛勉強し、イタリアに向かう。 イタリアに着いたトムは、大学の友人を装いディッキーに近づく。父親に依頼されて自分を連れ帰ろうとしているトムに、はじめは反発していたディッキーだったが、トムがジャズに詳しいことを知ると、周りにいないタイプの人間という物珍しさもあり、トムを連れ回して遊ぶようになる。豪華で贅沢なバカンスを共に過ごすうちに、傲慢で身勝手だが魅力的なディッキーにトムは憧れ以上の愛情を抱き始める。しかし、トムの物珍しさにも飽きたディッキーは徐々にトムの存在が疎ましくなる。そして遂にディッキーから激しい罵りの言葉で別れを告げられたトムは発作的にディッキーを殺してしまう。 ディッキーの死体を海に沈め、ホテルに戻ったトムはフロント係にディッキーと間違われたことから、ディッキーになりすますことを思いつく。トムとディッキーの二重生活を巧みにこなし、悠々自適な生活を続けるトムだったが、ディッキーの旧友フレディが現れ、トムを怪しみ出したことから、フレディを事故に見せかけ殺害する。 一方、ニューヨークからの船でディッキーのフリをして知り合った名家の令嬢メレディスと再会したトムは、彼女をエスコートしていた青年ピーターと知り合い、愛し合うようになる。その後、ディッキーの恋人マージに怪しまれつつも、何とか切り抜け、まんまと財産をものにしたトムは、ピーターと船旅に出る。しかし、その船でトムはメレディスと出会ってしまう。いまだにトムをディッキーと信じているメレディスと、ピーターを会わせるわけにいかないトムは、愛するピーターをも手にかける。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リプリー (映画)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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